矢畑一家

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• 1970年代（昭和45年）当時は住吉連合の親和会加盟組織の同門や、松葉会系、稲川会系田中一家・稲川一家系、旧日本国粋会で現在は山口組系、同系小西一家と好戦的な抗争を繰り広げてきた組織であり、近年は時代背景もあり平穏を保たれてはいるものの、些細な事が要因で問題が起きた場合、当事者所属の組のみで対処はさせず、組織を挙げて暴発しかねない特徴を持つ。
• 明治時代後半、利根川からの河運にて運ばれた荷物を荷揚げし、馬車輸送で通ずる茨城県結城郡矢畑・当時の主要道の呼名・結城街道に於いて、矢畑清が矢畑一家を結成。主に宿屋・賭博開帳・置屋・飲食業で資金を獲得していた。
• 1960年半ばから1980年初期頃まで、国と県主導で東北新幹線停車駅となる栃木県小山駅周辺の、大規模な土地開発利権獲得に進出し始めた、隣県の群馬県勢稲川会系田中一家、大前田一家と数度に渡り抗争を繰り広げ、加盟していた親和会加盟組織で対抗せず四代目矢畑一家のみで対抗し、首謀者である当時矢畑一家若頭の川邉泰介が全責任を負い12年の長期服役、服役者の中には、後の田中会会長となる田中政明も含まれている。
• 1998年（平成10年）住吉会顧問・矢畑一家四代目総長・駒野徳治の娘婿である川邉泰介が五代目を継承。47歳で住吉会会長・住吉一家六代目総長・西口茂男の最年少直参になった。
• 縄張り内に進出して来た五代目山口組小西一家堀政連合と抗争に突入し、小西一家若頭で堀政連合会長・堀田政司が所有する茨城県水戸市の自宅を、五代目矢畑一家系組長自らが操縦する大型建設重機にて建物全てを完全破壊し、平地にさせてしまう業界でもセンセーショナルな事件が発生した。ここでも親和会加盟組織では対抗せず五代目矢畑一家のみで対抗し、この単独一家のみで対抗する意味合いが、後に影響を及ぼす事となる。
• 1999年10月未明、住吉一家六代目総長・西口茂男の承認の基、東京都新宿区歌舞伎町に東京連絡所を開設したが、総長である川邉泰介を侮辱した人物に対し、結果組織的な行動により実行犯が所持した自動式拳銃の実弾全てを頭部に命中させた射殺事件に発展、一家に所属する組長自身は直接指示や関与はしていないものの、全責任を取り懲役15年に及ぶ長期服役した。
• 2001年、二率会会長・小金井一家九代目総長・岡澤和佳志が引退し二率会は解散、その際に二率会は住吉会入りを望んだが、縄張りが神奈川県にも及ぶ為、今まで貸しジマとして代価を納めていた稲川会が、住吉会が多摩川を超えることに難色を示し一触即発の状態に陥り、住吉会の組織的不測の事態に五代目矢畑一家も参戦している。
• 2003年（平成15年）栃木県内の縄張りをめぐり、加盟していた親和会加盟組織が、五代目山口組・弘道会と抗争に突入。
• 2008年（平成20年）5月、住吉会北関東勢の親睦団体である親和会を突然脱退。
• 2021年（令和3年）11月1日、五代目・川邉泰介は、住吉会の重要な会合に出席せず、執行部をはじめ目上の者からの再三の注意も聞き入れず、住吉会執行部は川邉泰介を除籍処分し、「矢畑一家の家名抹消」を決定。文面は破門状に匹敵する内容であった。
• 同月18日、住吉会九代目会長・小川修司の承認を得て、五代目矢畑一家総長代行・田中政明が、「初代田中会」と改称し、旧・矢畑一家関連施設の矢畑会館大広間にて盃直しが行われた。
• 2023年（令和5年）6月、九代目住吉会人事改正により、住吉会九代目会長・小川修司から盃を受けた田中政明は、住吉会副会長から執行役である総務委員長並びに北関東地区統括長に昇格。
• 2025年（令和7年）1月11日、住吉会九代目会長・小川修司、九代目住吉会役員の承認の基、後継組織だった田中会の組織名称を再度改め、会長である田中政明が一度家名抹消された矢畑一家の名跡を復興し、新五代目を継承した。

総　長 - 川邉泰介（除籍・抹消）
総長代行 - 田中政明（住吉会副会長）
総長補佐 - 杉山不二男（住吉会副会長・杉山総業組長）
理事長 - 駒野雅之（住吉会副会長・矢畑同志会会長）
本部長 - 田村雅之（住吉会副会長・田村組組長）
幹事長 - 宮本和典（住吉会副会長・宮本組組長）
組織委員長 - 土橋博貴（住吉会副会長・土橋組組長）
渉外委員長 - 川邉健二（住吉会副会長・川邉総業組長）