中村会
四代目中村会（なかむらかい）は東京都台東区西浅草に本部を置く暴力団で、指定暴力団・住吉会の二次団体。
略歴
- 1950年頃、抗争事件で長期服役した中村利宣が、多数の舎弟や若衆を引き連れて浅草に事務所を構え、中村会を発足。300人近いグループを形成していた。時代背景もあり、浅草周辺では影響力のある大きい組織であった。
- 中村利宣は、同じ浅草の家根弥一家七代目総長の村山洋二と共に、後の住吉会最高顧問である浜本政吉の舎弟である。
- 日本三大祭りである三社祭りに於いて、太平洋戦争終結以降の古くから、浅草一帯を事故や神輿でのトラブル防止の為、浅草高橋組と同様、
商店街商工会の指導に従い、それぞれが法被を統一し、催しを笛や掛け声で安全に仕切る「祭りごと」に必要な老舗組織でもある。
- 余談になるが、三社祭りの数日前になると「是非中村会の法被を着て参加させて欲しい、どうにかならないか」と一般の方や、この時期にわざわざ日本へ訪れた外国人に懇願されると云う。それは近年の時代背景になるのであろう、SNS動画でも十分確認出来る。
- 2004年10月24日、住吉会・三代目中村会幹部・片桐俊が、五代目山口組・貴広会幹部2名を浅草ビューホテル内の喫茶店で射殺した（浅草発砲事件）。
中村会系譜
初 代 - 中村利宣（住吉会常任顧問）
二代目 - 関根頼司（住吉会常任相談役）
三代目 - 島田國央（住吉会会長補佐）
四代目 - 時田雅章
四代目中村会組織図
会 長
時田雅章（住吉会諮問委員長）
執行部
会長代行 - 鎌田俊昭（住吉会中央委員・会長付・上野稲荷町香山二代目）
理事長 - 夏木光彰（住吉会組織委員・夏木組組長）
幹事長 - 鈴木啓隆（住吉会組織委員・元萬一家六代目総長）
本部長 - 橋本裕二（住吉会組織委員）
理事長代行・渉外委員長 - 杉沢利美（住吉会組織委員補佐・杉沢組組長）
理事長補佐 - 松永英二（住吉会組織委員補佐・松永組組長）
理事長補佐 - 小川幸寛（住吉会組織委員補佐・小川組組長）
理事長補佐 - 朝田冨士（住吉会組織委員補佐・誠俠会会長）
理事長補佐 - 川口昌則（住吉会組織委員補佐・川昌組組長）
理事長補佐 - 川上峰央（住吉会組織委員補佐・川上組組長）
会長付
大島克之
疋田知輝
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