チャイニーズドラゴン

チャイニーズドラゴンとは警察庁がつけた呼称で、日本の首都圏を拠点とする中国残留孤児2世、3世たちを中心にして結成された暴走族グループ「怒羅権(ドラゴン)」が源流とされる暴力的不法行為を行う反社会的集団。準暴力団に位置づけられ、現在は「自称・怒羅権」の集団や中国系のグループも乱立している。

概要

  • チャイニーズドラゴンとは日本の首都圏を拠点とする中国残留孤児2世、3世たちを中心にして結成された暴走族グループ「怒羅権」が始まりとされている。
  • 1990年代に暴走行為を繰り返していただけでなく、暴力事件も引き起こしていた。
    次第に残留孤児だけでなく、日本人も加わり組織が大きくなっていた。
  • 2011年から、警察庁は「怒羅権」を含めた複数の中国系グループを「チャイニーズドラゴン」とカタカナ表記するよう通達していて、必ずしも「チャイニーズドラゴン」=暴走族グループの「怒羅権」ではない。
  • 2013年には準暴力団の認定を受けている。
  • 現在は「怒羅権」を自称する集団が乱立していて、それぞれのメンバーは全国で約1500人が確認されていて、東京都内では約400人となっている。
  • 首都圏の各地に複数のグループが存在し、各グループがそれぞれリーダー、幹部、末端メンバーで構成されている。
  • 活動範囲は東京都区部・多摩地域、埼玉県、神奈川県、大阪府、福井県、福岡県などで確認されている。
    都内では、上野や赤羽・葛西・王子・府中の5つグループに分かれいて、他に埼玉のグループも存在する。

他勢力関係

  • 歌舞伎町で新興の福建グループ(三弟グループ)が上海グループと抗争し共倒れると、東北グループが勢力を拡大。
  • 2002年には住吉会と対立し、射殺事件を起こすが、後に和解し協力関係を築く。
    山口組住吉会稲川会工藤會などの組織関係者らと繋がりを持ち、関東連合とは友好関係。

怒羅権

  • 1988年、中国残留孤児帰国者の一時入所施設「常盤寮」があった東京都江戸川区葛西で結成された暴走族グループ。
    当時は中国国旗や旭日旗にカタカナで「ドラゴン」と書いていた。
  • 創設者が鑑別所内で一緒だった、小岩荒武者幹部にチーム名を言うと「カタカナでは示しがつかない、漢字にするべきだ」と意見を聞き、漢字が分からなかったので当て字で決めたと話している。
  • 怒羅権は、暴力団対策法の適用外に当たる集団であるが、刃傷暴行・拳銃所持・殺人・強盗・覚醒剤密輸・危険ドラッグ密売・みかじめ料徴集などの凶悪犯罪が多い。
  • 1989年、残留孤児2世の女子高校生が日本の暴走族グループに暴行を受ける事件が発生し、武装した怒羅権と対立する日本の暴走族は本格的な抗争に発展した。
  • 1990年頃には地元の暴走族をほとんど制覇して傘下に収め、王子や府中にも勢力を拡大して更に凶暴性を増していった。
    最盛期には3000人が所属したとも言われ、その頃にはメンバーの3分の2が日本人だった。
  • 1990年代、暴走族から発祥したが、逮捕者には30代以上が多く、50代で逮捕されている者もいる。構成員らは蛇頭や東北系チャイニーズマフィア「東北幇?」などと連携し国際犯罪とも関係している。
  • 暴力団対策法の適用外にあたる不良集団、いわゆる“半グレ”の顕著な例と言われる。関東連合とは友好関係にあり、首都圏の各地に複数のグループが存在し、総勢は数百名とも言われる。
  • 2011年から、警察庁は「怒羅権」を「チャイニーズドラゴン」とカタカナ表記するよう通達している。
  • 2013年、準暴力団に位置づけされた。
  • 葛西に本部があり、かつては全国に30近い支部あったが、現在は東京都内に計5支部、神奈川県や福岡県に支部があり、各支部は独立採算制をとっている。
    幹部は5人のうち3人が服役中で、現在の組織は総勢300人程度。
    創設メンバーの幹部はすでに50代になっているが、引退したメンバーはいない。組織の大半は2世でほぼ40代後半、残りは3世で多くが20代。

怒羅権の勢力

  • 暴走族グループは、東京都江東区、江戸川区を縄張りとし、葛西怒羅権、深川怒羅権、府中怒羅権、王子華魂、赤羽華龍のようにいくつかの暴走グループがある。
  • 2009年、葛西怒羅権は金属バットで全く無関係な少年らの顔を殴る事件を起こしている。包丁の他、ナイフ、鈍器でもって、敵対する暴走族を襲撃している。
  • 1990年代は怒羅権の凶悪犯罪が多く、五星紅旗を掲げ、武器を所持して交番、パトカーを襲撃する事件を繰り返している。
    脱退しようとした構成員や、通行中の一般市民を殺害する事件なども起こしている。
  • 1999年6月に発生した殺人事件でメンバー1人が現在も逃亡中で、全国に指名手配されている。
  • 日本の暴力団が暴力団対策法で厳しく規制されて弱体化しているのに対し、怒羅権は半グレ組織であるため暴対法の規制がない。
    また、中華圏の犯罪者・犯罪組織や国際犯罪とも繋がりをもつが、怒羅権構成員は日本国籍者や一般永住者であることも多く、犯罪で検挙されても日本国外への退去命令や強制送還などの処分となる事は少ない。

活動

  • 中国人の経営する店へみかじめ料を要求して刃物で恫喝、パチンコの裏ロム、ハイウェイカードやクレジットカードの偽造、振り込め詐欺、偽装結婚や不法就労、覚醒剤の密売、窃盗(自動販売機、車上狙い、貴金属)などの犯罪行為を行っている。
  • 2002年9月には、住吉会系幹部が歌舞伎町の喫茶店で中国人に射殺され、報復とみられる事件が相次いだが、後に和解し協力関係を築いた。
  • 怒羅権のメンバーは、日中貿易など合法的なビジネスにも手を伸ばしているが、合法的な商売であっても客の取り合いなどで暴力事件を起こしている。
  • 2021年8月、創設者の一人が死去、千葉県内の斎場にて組織を挙げての葬儀が執りおこなわれた。
    歴代のリーダーたちや、遺族やメンバーの家族も集まり、約500人が参列した。
    これほど多くの怒羅権関係者が一堂に会した葬儀は例が少なく、いくつかの指定暴力団も供花を出していた。

友好組織

チャイニーズドラゴンが関係する主な事件

  • 1989年、怒羅権のメンバー8人が千葉県浦安市まで遠征した帰り道、地元の暴走族50人に襲撃され、怒羅権メンバーが相手の一人を刃物で刺殺した(浦安ウエスタン事件)。
    怒羅権が犯罪集団化する契機となった。
    怒羅権メンバーは、刺殺について警察に正当防衛を聞き入れてもらえず、怒羅権は警察に対する不信感から敵と認識、交番やパトカーに火炎瓶を投げつけたり、火を点けたバイクに突っ込ませるなど数々の事件を起こした。
  • 2006年4月、豊島区池袋の路上で埼玉県の大学に留学中だった中国人がメンバー12人に集団暴行され急性硬膜下血腫で死亡。
    5人が逮捕され7人が中国に逃亡し、事件当日に中国・上海に逃亡した新居浩司を傷害致死と逮捕監禁などの容疑で公開手配された。
    新居浩司は同年12月に中国の公安当局に拘束され、2015年7月2日に成田空港に帰国し逮捕された。新居浩司を除く6人は逃亡中。
  • 2007年、貴金属卸売店や貴金属加工会社など3軒が襲撃され、約2億円相当の金品が奪われた連続強盗事件で4人が逮捕された。
  • 2009年、企業を恫喝する不当要求行為をしたメンバー2人が逮捕された。
  • 2009年、高校生らを金属バットで襲撃した。
  • 2010年6月から9月にかけて、競馬の勝ち馬情報を教える詐欺行為で、数人のメンバーらと合わせて11人が逮捕された。
    この詐欺事件は計23件、約1300万円の被害が確認されていて、メンバー1人が現在も逃亡中で指名手配されている。
  • 同年10月27日、幹部が偽造身分証明書を使って不正に携帯電話利用契約をし、犯行に気付いた携帯電話販売店から契約破棄と電話機返還を要求された。
    幹部は返還に応じると販売店経営者を都内の路上に呼び出し、経営者が従業員5名と共に車で待ち合わせ場所に行くと、幹部が鉄パイプで車を襲撃、経営者らを殴打した。
    幹部は逃走したが2011年6月に警察に逮捕された。
  • 同年11月、元総長が、暴走族結成を計画した後輩の男子生徒の「後見人」に名乗り出たが、暴走族結成が頓挫したうえ男子生徒が連絡を絶ったため、腹を立て襲撃。
    男子生徒に「1時間以内に5万円を用意しろ」と脅迫し、目隠しをして両手を縛り、車で監禁暴行して金を奪ったとして元総長ら少年4人が逮捕された。
  • 2011年、墨田区錦糸町の路上でトラブルになった住吉会系組員を中華包丁で切りつけ、耳を切り落とすなどの大ケガを負わせたとしてメンバー・小倉亮が逮捕された。
  • 同年、港区六本木のキャバクラ「CALLA」で山口組落合金町連合幹部や元組員らを集団で暴行。主犯格として関東連合元メンバーら3名とともに、怒羅権の元リーダーで住吉会系組員・馬場義明が逮捕された。
  • 2012年、警官に対して拳銃を発砲したとして、殺人未遂罪や窃盗罪など10の罪で広島刑務所に服役していたメンバー・李国林が、管理の不備をつき脱走。
    脱走後の1月12日には民家へ空き巣に入り、翌13日に広島市西区天満町で逮捕された。
  • 2013年4月、 2012年5月29日に千葉県松戸市で経営していたエステ店の競合店を廃業させようと、 ライバル店の女性経営者を「早く店を閉めないと何をするか分からないよ」などと脅迫し、 同年8月に路上で女性経営者の夫の顔を叩くなどした暴行容疑で、幹部・孟苓国らメンバー5人が逮捕。
  • 同年7月、他人に譲渡する目的で口座を開設した中国人から口座を買い取ったとしてメンバー・李明岩ら男女6人が逮捕。特殊詐欺への関与も確認されている。
  • 同年8月、新宿区歌舞伎町2丁目の路上で風俗店の客引き中に、観光で訪れていたインドネシア国籍の男性と料金をめぐるトラブルから、頭を殴って頭蓋骨骨折などの重傷を負わせたとして2015年10月にメンバー・李兆輝が逮捕された。
  • 同年11月、豊島区池袋の中華料理店内で、騒いでいたメンバー・李同順を同じメンバーの中国人男性が注意したところ「お前は生意気だ」などと逆上し、男性の背中をガラスに何度も打ちつけたうえ、4階から突き落とそうとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕。男性は背中などを計37針縫う大ケガを負った。
  • 2014年、江東区の繁華街にあるクラブから、NHKニュース用心棒代として合わせて70万円を脅し取ったとして、リーダーの男ら4人が警視庁に逮捕。
  • 同年5月、メンバー・高橋伸明が逮東京都港区六本木4丁目の自身が経営するバーで、知人のガーナ国籍の男性客の顔面をビリヤードのキューで何度も殴り、刃物のようなもので背中を刺した。
    事件後の2014年5月26日に高橋伸明は東南アジア方面へ逃亡。
    逃亡先のタイの空港からカンボジアに出国しようとしたところをタイ警察が不法滞在で拘束し、潜伏先のタイから日本に移送され同年12月に逮捕された。
  • 同年7月、北区赤羽の繁華街で山口組系組員らと、メンバーで「華盛会」と名乗る李明岩らが交通上のトラブルから乱闘となり、重さ8キロの木の板で山口組系組員を殴り、頭蓋骨骨折など全治6カ月の重傷を負わせた他、4人が重軽傷を負いあわせて7人が逮捕された。
  • 同年8月、那覇市などの貴金属買い取り店3店に金メッキのタングステン合金製のネックレス7本を18金製と偽って持ち込み、計約350万円を騙し取ったとして、2015年9月にメンバー3人が逮捕された。
    同様の被害が1都5県で55件、計約6100万円に上る。
  • 同年11月、飲食店経営者からみかじめ料を取ろうと「店をつぶすぞ」と怒鳴るなど脅迫したとして、六代目山口組傘下幹部と、稗田太郎ら5人が暴力行為等処罰法違反(集団的脅迫)の疑いで逮捕された。
  • 2015年1月、傷害事件で執行猶予付きの有罪判決が確定した元総長・高木勝が執行猶予期間中であることを隠して2011年3月に東京都内のパスポートセンターで旅券を不正取得し、同12月に中国に逃亡したが不法滞在で現地当局に拘束された。
    当月に現地で服役を終え、警視庁に身柄を引き渡され旅券法違反容疑で逮捕された。
  • 同年2月、スマートフォン向けのアダルトサイト利用名目で架空請求で現金をだまし取ったとして、合わせて5人が逮捕された。
  • 同年4月、架空名義で不正に開設されたインターネット銀行口座のキャッシュカード37枚を1枚6万円で買い取ったとして、メンバー1人が犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕された。
    買い取った37口座のうち12口座は特殊詐欺の振込先として使われ、少なくとも計約1600万円が入金されていた。
  • 同年12月、台東区の路上で山口組系組幹部ら3人と、メンバー・姜海鋒らあわせて10数人が乱闘したとして計6人が逮捕された。
  • 2016年8月、豊島区西池袋のカラオケ店で投資家の女性を監禁し、暴行を加えるなどして現金を脅しとろうとしたとして、メンバーから「姐御」と呼ばれていた馮雪華ら男女6人が2017年9月に逮捕された。
  • 2017年6月、豊島区池袋のバーで男性客に因縁をつけ、瓶で殴って重傷を負わたとして、幹部・雷金山ら2人を逮捕。
  • 同年10月、中国人の女から「カラオケに行こう」と誘われ、ついてきた中国人の少年を豊島区西池袋のカラオケ店で待ち構え、少年の手などにタバコの火を押し付けるなどしてケガをさせたうえ、監禁して現金を脅し取ろうとしたとして、張崇栄が逮捕された。
  • 2018年1月、豊島区西池袋の中華料理店に会社経営者の男性を呼び出し、「社長、痛いのは怖いですか」「ナイフで刺されてもいいのか」「痛い目に遭わせるぞ。俺たちはチャイニーズドラゴンなんだぞ」などと脅し現金約100万円を受け取ったとして温以鵬ら2人が恐喝容疑で逮捕された。
    温以鵬は会社経営者から借金をしていた。
  • 同月、豊島区西池袋のカラオケ店内で、30代中国人留学生を殴るなどし、現金約55万円やキャッシュカードを奪ったとして、メンバーら3人が強盗の疑いで逮捕された。
    池袋周辺では2017年1月~9月の間に、主に中国人を狙った強盗や傷害事件などが11件発生し、計24人が逮捕されている。
  • 同年11月、偽造運転免許証で腕時計レンタルサイトから高級腕時計をだまし取ったなどとして宮地紀樹と松井繁信が逮捕された。
    家宅捜索で、偽造運転免許証が10枚以上押収され、他人名義のクレジットカードを作りマンションを契約するなどしていた。
  • 2019年1月、2016年に東京都台東区の旅行会社の事務所で、旅行会社の男性経営者にハサミを突き付けて「俺と一緒に会社をやらないとはどういうつもりだ」「お前を刺すぞ」などと脅し首を絞めたとしてメンバー・加藤巧こと高涵ら2人が逮捕。
    高涵らは男性経営者に旅行会社の共同設立を持ち掛けていたが、断られてトラブルになっていた。
  • 同年4月、渋谷区で同年1月に、知人と金銭トラブルを抱えていた女性の相談に乗っていたが、女性に言いがかりをつけ現金を脅し取ろうとしたとして中埜良と住吉会系組員の2人が逮捕された。
  • 同年10月、2018年1月に、以前経営に携わっていた新宿区の居酒屋の従業員を装い、酒屋からウイスキーなどの高級酒をだまし取ったとして李里暉が逮捕された。
  • 2020年5月、新宿区歌舞伎町で中国人観光客の男性2人に「女性と遊べる」などと声をかけて連れ込み、頭を踏みつけるなどの暴行を加えて約1カ月のケガを負わせたとして、手塚勤鷹こと李勤倹ら男3人が傷害容疑で逮捕された。
  • 同年9月、新宿区歌舞伎町で中国人観光客に「女の子と遊びませんか」と声をかけ、「料金のほかに保証金として1人5万円が必要です」「遊び終わったあとに全額返金しますので安心してください」などとウソをついて金をだまし取ったとして孫玉才と劉瑶の2人が詐欺の疑いで逮捕された。
  • 同年12月、2019年7月に会社経営の中国人男性を呼びつけ、投資で損失した金を返すよう言いがかりをつけてあわせて245万円を脅し取ったとして、幹部・大野宏と王秋岩の2人が恐喝の疑いで逮捕された。
  • 2021年1月、投資をめぐる金銭トラブルから知人の男性を千葉県内の地下駐車場に呼び出し、何らかの薬物を吸引させて意識を混濁させた上、手錠をかけて車で連れ去り金属バットで殴ってケガを負わせたなどとしてメンバー・野口英光と住吉会系組員ら計5人が逮捕監禁と傷害の疑いで逮捕された。
  • 同年5月、複数の少年を使って大麻を密売したほか、千葉県大網白里市の知人女性宅に営利目的で乾燥大麻約69グラムを所持したとして、メンバー・田中龍生こと張龍が大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕された。
  • 同年7月、他人名義で国の「持続化給付金」総額600万円をだまし取ったとして、田中龍生こと張龍が詐欺の疑いで再逮捕された。
  • 同年8月、2019年11月にアメリカ・カルフォルニア州から覚醒剤8キロ(末端価格5億円相当)をろうそく立て192本の中に隠して密輸したとして、メンバーのジャン・シャオが覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された。
  • 同年9月、同年7月に荒川区東日暮里の知人の中国人男性宅に複数人で押し入り、結束バンドで両手首を縛ったほか、頭部や腕を警棒で殴るなどの暴行を加えて脅し、現金約90万円と携帯2台を奪ったとして、幹部・趙成龍ら男女4人が強盗致傷容疑で逮捕された。
  • 同月、2018年に都内在住の男性2人にバイクを販売するふりをして契約書類を書かせ、その契約情報を信販会社に送信し、信販会社からバイクの代金として350万円を送金させたとして、メンバー・武藤俊輔ら3人が詐欺などの疑いで逮捕された。
    男性2人はローンを払い続けたが、バイクが届かないことから警視庁に相談し事件が発覚した。
  • 同年10月、6月に新宿区の中国人向けサロンに押し入り、従業員女性に「金あるか」などと脅したうえ、ブランデーなど約6万円相当を奪ったとして、中国人のカラオケ店経営者・姚世真と、メンバー・蔡東東、于启恵、修宏佳、王琛ら9人が逮捕された。
    事件前にサロンの共同経営を持ちかけていたが断られた報復としてサロンを襲った。
  • 同年11月、6月に東京都在住の中国人男性の自宅の敷地に侵入し、玄関ドアを壊した上窓ガラスを割ったなどとして、幹部・趙成龍ら4人が住居侵入や建造物損壊などの容疑で逮捕された。
    趙成龍らは、事件前に男性に中国人向けサロンの共同経営を持ちかけたが断られ、報復として犯行に及んだ。
  • 同月、10月に客として訪れた千葉県市川市のカラオケバーで女性経営者から「用心棒代」として現金を脅し取ろうとしたとして、元メンバー・汪楠ら3人が逮捕された。
    3人は女性経営者を取り囲み「暴れてもいいんだよ。店で何かあったら助けが必要でしょ」などと、現金を要求した。
  • 2022年1月、2021年10月にアメリカのカリフォルニア州から、航空貨物で覚醒剤約7.2キロをテーブル天板2枚に隠して密輸したとして、メンバー・末永芳男ら2人が逮捕された。
  • 同年2月、同年1月に新宿区歌舞伎町の路上で、車のクラクションを鳴らされたことに腹を立て、車を損壊したとしてメンバー・秋丸陸ら5人が逮捕。
  • 同2年8月、同年4月に北区赤羽の飲食店で、入店を断られた腹いせにメンバー・佐藤次郎ら4人が20代男性店員の首をコードのようなもので絞め、顔を殴るなどして、全治およそ2週間のケガを負わせたとして逮捕。
  • 同年10月16日、豊島区東池袋3丁目の高層ビル「サンシャイン60」の58階にあるフランス料理店で、1組約100人の団体予約で同年8月に刑務所を出た幹部の「出所祝い」をしていたところ、上野のグループや埼玉の新興勢力「中華龍」の一部のメンバーら約20人が乱入し乱闘となった。


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