古田健太郎
古田健太郎（ふるた けんたろう、吉田健太郎とも）は明治の侠客、香具師。甲州丁字家の祖。
略歴
- 野武士の流れをくむ家の生まれで、頭脳明晰であった。
- 明治維新の折、甲州の丁子行商人を統括して丁字家という組織をつくりあげた功労者。
卓越した手腕で各地へ丁子の薬を売り歩かせた。当時の薬は高価で、野盗や追い剥ぎにあったため屈強な男を選び帯刀させて行商に出した。
- 1877年（明治10年）、古田健太郎は丁字家と称され、甲州に隠然たる勢力を広め、その輩下たちは各地に散り、丁字家の屋号を名乗った。
中でも明治、大正時代に甲州から江戸に乗り込み行商をした佐橋健太郎は頭が切れた。売薬だけではなく露商への転換を図り、勢力を拡大した。
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