稲葉地一家のバックアップ(No.3)

稲葉地一家

十代目稲葉地一家（いなばじいっか）は愛知県名古屋市中村区大門町4に本部を置く暴力団で、指定暴力団・六代目山口組の三次団体。上部団体は三代目弘道会。

略歴

尾張国愛知郡中村大字日比津（現・名古屋市中村区日比津町周辺）に拠点を置いた日比津善七こと富田善七が幕末から明治初期にかけて名古屋西部地方に大勢力を築く。善七は清水次郎長の舎弟という説があるが、真偽は不明。善七には日比津の七人衆と呼ばれる以下の有力な子分らがいた。
- 稲葉地甚之助こと村上甚之助（稲葉地は地名）
- 水車藤三郎こと今津藤三郎（水車は地名、現・笹島町周辺）
- 鬼頭由次郎
- 桜木藤吉
- 伊藤忠左衛門（いとうちゅうざえもん）
- 小田井徳（おたいのとく、本名不詳、小田井は地名、現・西区周辺）
- 富田鍋吉こと富田鍋次郎（善七の実子）
明治12年、善七が死亡し筆頭子分の稲葉地甚之助が跡目を継承、この頃勢力は名古屋一帯にまで広がった。甚之助が愛知郡中村大字稲葉地の出身であったことより稲葉地一家を名乗るようになった。
甚之助には以下の有力や舎弟・子分らがいた。
- 舎弟・水野三之助
- 子分・今津藤三郎
- 子分・十二番孫三郎（本名不詳、十二番は地名、熱田新田十二番割）
- 子分・新川常こと宮崎常吉（しんかわのつね、新川は地名）
明治23年、甚之助が死亡し今津藤三郎が三代目を継承した。
大正6年、藤三郎が隠退しイサバヤ政こと今枝政次郎を跡目に指名したが、力不足であったため富田鍋次郎と共同で跡目を預かることとなった。政次郎は旧郡部一帯、鍋次郎は旧市部一帯を取り仕切ったがその後鍋次郎が旅に出たため政次郎が実権を掌握した。
1986年、稲葉地一家、平野家一家、瀬戸一家、運命共同会、導友会が、反山口組同盟として親睦団体「中京五社会」を結成。
1991年、瀬戸一家と運命共同会の中核組織・平井一家が山口組に参画。中京五社会は瓦解した。
1992年以降に、稲葉地一家は山口組に参画し弘道会傘下となった。

系譜

始　祖 - 日比津善七（富田善七）
初　代 - 稲葉地甚之助（村上甚之助）
二代目 - 今津藤三郎
三代目 - 今枝政五郎
四代目 - 高塚徳松
五代目 - 中村真人
六代目 - 伊藤信男
七代目 - 鬼木賢緒
八代目 - 池田憲一
九代目 - 中村英昭
十代目 - 松山猛

組織図

総　長 - 松山猛（三代目弘道会舎弟・統括委員長）
舎弟頭 - 松井清澄（松井組組長）
本部長 - 岡輝智（八代目伊藤忠組長）
若頭代行 - 林達彦（二代目上田組組長）
若頭補佐・総長秘書 - 山口茂（七代目高村会会長）
舎弟頭補佐 - 松下光生（松同組組長）
舎弟頭補佐 - 川村悟郎（二代目太成会会長）
舎　弟 - 丸山俊夫（丸山組組長）
事務局長・財務局長 - 伊藤基広（伊藤組組長）

若　中

財務委員 - 立花繁樹（立花組組長）
風紀責任者 - 柿田弘（柿田組組長）
吉井誠（吉井組組長）
高橋順也（高橋総業組長）
田中義人（二代目極修一家総長）
風紀委員 - 井上光正
風紀委員 - 水野勝由
風紀委員 - 片岡憲孝
風紀委員 - 平野孝征
風紀委員 - 片倉竜理
風紀委員 - 大橋勇人

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稲葉地一家 のバックアップ(No.3)

稲葉地一家

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相談役

幹 部

若 中

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幹　部

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