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* 美能幸三 [#mdc30d75]
''美能幸三''（みの こうぞう 1926年7月31日-2010年3月17日）は日本の元ヤクザ、作家、実業家。[[美能組]]組長。
** 略歴 [#d7589855]
-太平洋戦争から復員後、喧嘩に巻き込まれた[[山村組]]組員を助ける為に偶然居合わせた美能が相手組員を銃撃し死亡させた。となるが、その漢気に感銘を受けた[[山村組]]組長の[[山村辰雄]]が、逮捕された美能の保釈金を用意し保釈された事を好都合と考え、[[山村辰雄]]のずる賢さに嵌められて再度懲役に行かされた。前回の執行猶予を含めて7年半の実刑を受け、[[山村組]]から破門された。また、兄貴分の[[大西政寛]]も同様に[[山村辰雄]]に嵌められて、大西の居住地を警察に密告し後に警察によって射殺された。大西は27歳の短い人生であった。
-1970年、[[山村組]]への復讐に燃えるも、兄弟分である[[波谷守之]]が「今更山村なんぞ狙う相手ではないけん、余命も無い相手じゃ。[[山本健一]]に身を寄せるにも火種が生まれ若い命がまた無くなるけん、これをきっかけに堅気になんない」と説得され引退を決意した。この時の美能は悔し涙を流したという。
-兄貴分には[[大西政寛]]、兄弟分に[[菅谷政雄]]「通称・ボンノ」の舎弟・[[波谷守之]]、三代目[[山口組]]若頭補佐・[[山健組]]組長でヤマケンこと[[山本健一]]がいた。美能は相当な実力者であったのは言うまでも無い。
-服役中に美能が実際に体験した半生を手記にて作成し、その手記を見た日本の作家で元読売新聞社会部記者の飯干晃一が驚愕し『仁義なき戦い』として週刊サンケイに連載し爆発的反響を得る。後に東映から映画化され、全国で大ヒットを呼び、続々とシリーズ化する事になり、美能は服役も終え堅気になりこのシリーズに参加したのは有名な話である。
-服役中に手記を書き、それが後に映画化し大ヒットし、それで財を築いた美能は派手な遊びや高級志向は一切せず、広島県内に結婚式場や法要施設等の商業施設を設立し、その施設は現在も県内では大手商業施設として広島県に貢献している。
-2010年、死去。
-2010年、激動な人生を歩んだ美能は老衰の為に死去した。行年82歳であった。
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