山竹抗争
山竹抗争(やまたけこうそう)は、1989年(平成元年)7月3日から始まり1990年(平成2年)に鎮静化に至った、五代目山口組と、四代目山口組組長・竹中正久の実弟・竹中武率いる竹中組との暴力団抗争事件。
山竹抗争勃発まで
山竹抗争
- 1989年(平成元年)7月3日夜、岡山市新京橋の竹中組事務所が走行中の車から2発銃撃を受け、翌4日には姫路市の病院の玄関ロビーで治療を受けた牛尾組組員が、2人組の男から3発の銃弾を撃ち込まれた。
- 同月18日、竹中組は山口組の「山菱」の代紋を降ろし、新たに山口組と酷似した菱形の代紋を掲示した。
- 同年8月3日、姫路市の竹中組事務所の窓ガラスが銃撃された。
- 同月23日、竹中組組員が自発的に集まり、今後の対策を協議したが結論は出なかった。
- 同日午後8時、姫路市五軒邸の竹中組若頭・大西康雄の大西組事務所に銃弾が撃ち込まれた。
- 同日、竹中組・笹部組(組長・笹部静男)事務所に銃弾4発が撃ち込まれた。
- 同月24日、竹中組・牛尾組(組長・牛尾洋二?)仮設事務所に銃弾が撃ち込まれた。その後、牛尾洋二?は引退した。
- 同月25日、加古川市の竹中組・山本組組長・山本浩司宅に銃弾3発が撃ち込まれた。
- 同月26日、山口組・三代目山健組・疋田組組員が、8トン積みの清掃車に乗って竹中正自宅隣にある竹中正が経営する不動産会社に突っ込んだ。
清掃車は姫路市美化業務課の物で、姫路バイパス高架下の駐車場から盗まれていた。
- 同日、山口組・山健組・村正会組員が、竹中組・林田組組長・林田誠一の自宅に銃弾を撃ち込んだ。
村正会組員は待機させていたタクシーに乗って逃走したが、姫路警察署のパトカーに追跡されて逮捕された。
- 同月27日、高松市の竹中組・二代目西岡組事務所に銃弾2発が撃ち込まれた。
- 同月28日、神戸市灘区中原通の竹中組・一志会事務所に銃弾3発が撃ち込まれ、玄関にいた一志会組員が右太ももを撃たれた。
- 同日、竹中組の組長会が開かれたが、林田誠一、笹部静男、一志会会長らが欠席した。
- 同月29日、兵庫県警暴対一課と灘警察署と姫路警察署の刑事が、竹中組傘下の笹部組、林田組、一志会の組事務所で、竹中組の看板が外されているのを確認した。
- 同月31日、山口組若頭補佐・倉本広文、司忍、前田和男が、竹中武を訪問し引退と竹中組の解散を迫ったが、竹中武は拒絶した。
この後、大西康雄は竹中組から離脱し、竹中武は本部事務所を岡山市に移した。
- 同日、岡山県英田郡美作町で竹中組傘下組員の自宅に銃弾3発が撃ち込まれた。
- 同年9月4日午後4時30分ごろ、2人組の男が岡山市田町の竹中組・貝崎組事務所に銃弾を撃ち込んだ。
- 同日午後9時30分、姫路市辻井の竹中正の自宅に銃弾2発が撃ち込まれた。
- 同月6日、岡山市の竹中組・宮本興業組事務所に銃弾3発が撃ち込まれた。
- 同月7日、竹中組を離脱し、山口組に加入した笹部静男の自宅兼組事務所に数発の銃弾が撃ち込まれた。
- 同日午後11時30分ごろ、兵庫県揖保郡太子町の竹中組幹部の自宅近くにあった会社員宅に銃弾が撃ち込まれた。
- 同月10日午前0時30分ごろ、重点警戒中の兵庫県警機動捜査隊が、姫路市福沢町で山口組・宅見組組員を銃刀法違反の現行犯で逮捕した。
- 同月14日、警察庁は、岡山市で山口組関連の暴力対策会議を開いた。
- 同月20日、岡山市伊福町の料亭で渡辺芳則は、西日本二十日会など中国地方と四国地方の他団体組長を集め、山口組五代目襲名披露を行った。
- 同月21日、岡山市の竹中組組事務所の玄関ドアに山口組・宅見組組員が銃弾5発を撃ち込んだ。
宅見組組員は竹中組事務所前で警備をしていた警察官12人に取り押さえられた。
- 同月、元一和会本部長が自らの組を解散し、本籍地の山口県柳井市に帰郷した。
- 同年10月、引退した元一和会本部長が、肝臓病を悪化させて柳井市の病院に入院。
竹中武は竹中組組員3人に元本部長の入院した病院を監視させ山本広が見舞いに来るのを待ったが、元本部長の退院に伴い引き上げさせた。
- 1990年(平成2年)1月23日、竹中正の自宅前の路上が火炎瓶で焼かれた。
- 同月24日、竹中組組員2人が、山口県柳井市の元一和会本部長の自宅に侵入し、元本部長から山本広の所在を聞き出そうとしたが、元本部長は不在だった。
竹中組組員2人は、元本部長の妻をガムテープで縛り上げ、妻に拳銃を突きつけて元本部長の所在を尋ねたが、妻は返答を拒否したため竹中組組員2人は逃走した。
この事件で、元本部長からは警察に被害届が出されていない。
- 同年2月5日、姫路市北条に建設中だった竹中正の家が放火された。
- 同月18日午後1時ごろ、男2人が姫路市の竹中正の自宅西側の事務所の玄関ガラスに銃弾7発を撃ち込んだ。
玄関ドアは防弾ガラスだったため銃弾は貫通せずケガ人はいなかった。
- 同月27日午前10時すぎ、竹中正配下の組員が犬の散歩中に、車に乗っていた3人組から銃撃された。銃撃された組員は背中を撃たれたが、近くのタクシー会社に逃げ込んだ。
- 同月末ごろには竹中組の組員は20~30人になっていた。
- 同年3月3日昼、黒のジャンパー姿の男が、引退した牛尾洋二?が経営する不動産会社に押し入り拳銃で3発発砲。従業員2人がそれぞれ腹を撃たれ重傷を負った。
- 同月4日午前6時50分ごろ、山口組系組員が姫路市延末にある竹中正久の内妻・中山きよみ宅の電動式門扉を鉄棒で壊して侵入し、玄関の木戸に4発、表札に1発の銃弾を撃ち込んだ。この事件でケガ人はいなかった。
- 同月5日午後11時50分ごろ、岡山市十日市東町で竹中組組員・熊原健裕が車で自宅に戻ったところ、車の窓越しから待ち伏せしていた男に銃弾6発を発砲され、首や胸などを撃たれて死亡した。
- 同月6日午前4時ごろ、岡山市並木町の飲食店経営者が、自宅に帰る途中に竹中組組員と間違われて腰を銃撃されて全治1ヶ月半の重傷を負った。
飲食店経営者は竹中組組員が住むビルで店を経営していた。
- 同月6日午前6時45分ごろ、岡山市金岡西町の岡山ブルーハイウェイの君津インター料金所で、岡山県警は検問中に幹部1人を含む竹中組組員3人の乗った車と、竹中組組員1人が乗った車を発見し、職務質問をして2台の車内を捜索したところ、竹中組幹部の乗っていた車から拳銃3丁と実弾44発が発見。組員4人を銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕した。
のちに1人で車に乗っていた竹中組組員は、別の場所に拳銃1丁と実弾8発を持っていることを自供した。
- 同月9日、竹中組組員4人に拳銃を運ぶよう指示したとして、竹中組ナンバー2が逮捕された。同幹部は拘置中に竹中組から離脱し、引退した。
- 同月12日午後0時50分ごろ、竹中組幹部が護衛のワゴン車を連れて車を運転していたが、岡山市大供1丁目で山口組襲撃班の車3台に遭遇。
幹部の乗る車と護衛のワゴン車は別の道に入って分散したが、山口組襲撃班の車3台は幹部の車を追跡し、竹中組幹部の運転する車を2度銃撃。
竹中組幹部は岡山東警察署(現・岡山中央警察署)瓦橋派出所に逃げ込んだ。
- 同月12日午後12時20分ごろ、鳥取県倉吉市のJR倉吉駅前の路上で、竹中組幹部・八栗拓一が、知り合いの女性と道路を歩行中に、胸や腹に銃弾3発を銃撃されて死亡した。女性も右腕に銃弾1発を受け、全治3ヶ月の重傷を負った。
- 同月14日午前5時ごろ、岡山市京町のマンションに帰宅した女性が、窓ガラスに銃弾が撃ち込まれ、天井に穴が開いているのを発見して110番に通報した。
この部屋には、同年1月20日まで竹中組幹部が住んでいたが、それ以降この女性にまた貸ししていた。
- 同月14日、山口県警が柳井市の元一和会本部長の自宅を家宅捜索し、拳銃2丁と実弾23発を押収した。
- 同月21日午前4時、山口組・大石組組員が、岡山市新京橋1丁目の竹中組組事務所に大型ショベルカーで突入。
大型ショベルカーは、警察官14人が警戒していた組事務所前でコンクリート製の電柱2本に衝突して電線を切り、駐車中のワゴン車に衝突して停止。組員は岡山東警察署の警察官に現行犯逮捕された。
- 同年4月8日、岡山県警は、竹中組の組事務所前にパトカーを常駐させて、車止めを増強。
また、岡山県警は岡山市市道から竹中組組事務所までの道路の入り口に車止めを置き、警察官3人に監視させていた。
- 同日午前4時、大石組組員が中型タイヤショベルで岡山市市道から竹中組事務所までの道路の車止めを撥ね、竹中組事務所に突入。
警察官2人がパトカーをタイヤショベルに衝突させて停止させようとしたが止められず、現場指揮の警察官が、正当防衛の拳銃使用を許可し、3人の警察官がタイヤショベルのタイヤに向けて銃弾11発を発射した。
タイヤショベルは銃弾でタイヤが破損したが、竹中組事務所の通用門に突入し、事務所ガレージに突っ込み車を損壊した。
竹中組組員20人が事務所から飛び出し、タイヤショベルを取り囲み、投石したが、タイヤショベルは事務所への衝突を始めたため、数人の竹中組組員がタイヤショベルによじ登り、警察は発砲を中止。
タイヤショベルは組事務所への衝突を10回繰り返し、その後エンストを起こし大石組組員は投降して、岡山県警に逮捕された。
竹中組組員1人が刃渡り17センチの包丁を持ってタイヤショベルに登ったため現行犯逮捕された。
その後、岡山県警は竹中組事務所の警備を14人から20人に増やし、バリケードを2個設置した。
- 同年6月18日午前9時20分、岡山県警暴力団対立抗争事件総合対策本部は岡山東警察署、岡山西警察署、岡山南警察署の警察官250人を動員し、竹中組事務所や組員の自宅など16か所を家宅捜索した。
- 同日午前9時30分、岡山県警暴力団対立抗争事件総合対策本部は、元一和会本部長の自宅襲撃の指揮をしたとして、竹中組事務所で竹中武を逮捕した。
- 同月19日、岡山県警暴力団対立抗争事件総合対策本部は、竹中組事務所の家宅捜索を続け、三代目山口組組長・田岡一雄や竹中正久の肖像写真、山菱の代紋入りの衝立などを押収した。
- 同年8月中旬、竹中組の組員は6人となっていた。
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