#author("2022-02-27T05:24:36+09:00","","")
* 竹中 正[#y4b3ba83]
&size(16){''竹中 正''(たけなか まさし、1937年5月23日-2014年3月24日)は日本の元ヤクザ。独立組織・三代目[[竹中組>竹中組(岡山県)]]組長。};
** 人物概要[#op17hqg9]
実兄に四代目[[山口組]]組長・[[竹中正久]]、実弟に二代目[[竹中組>竹中組(岡山県)]]組長・[[竹中武]]は実弟を持つ。
竹中家は8男5女の兄弟がおり、このうちヤクザとなったのは、三男の正久、四男の英男、五男の正、六男の修、八男の武であった。
** 来歴[#u0d82bde]
-1984年6月5日、[[竹中正久]]が[[山口組]]の四代目を継承する。
当時[[竹中武]]は''岡山竹中組''を率いていたが、兄・正久の後継者として二代目[[竹中組>竹中組(岡山県)]]を引き受けるにあたり、姫路を拠点とする[[竹中組>竹中組(岡山県)]]全体の組長に就任。正は二代目[[竹中組>竹中組(岡山県)]]相談役に就任する。
-同年8月5日、[[山一抗争]]が勃発。
-1985年1月13日、正は、神戸市内でプロレスラーのヒロ佐々木と会い、マイケル・ジャクソンの日本公演を依頼した。
この時佐々木は、ハワイのマフィア組織「ジョン・リー一家」に籍を置いていると自己紹介したが、実際にはアメリカ連邦麻薬取締局の秘密エージェント(囮捜査官)だった。なお公演保証金5,000万円は、知人の不動産業者が支払った。
-同年1月27日、四代目・[[竹中正久]]が急逝。
-同年5月12日、ハワイ州でマイケル・ジャクソンの日本公演(※架空)4億円とする基本契約書に署名し締結する。
-同年5月15日、佐々木はワイキキのアラモアナ・ホテルにて米陸軍から借り出した拳銃や機関銃を正に見せて購入を持ちかけるが、正は警察や[[一和会]]の動向を察して躊躇、保留する。
-同年5月24日、佐々木が来日し、正は5月末日までにハワイへ保証金4億円を送金する事を求められ、さらに送金が遅れたとして8800万円を詐取された。
-同年8月末、佐々木はマフィア組織「ジョン・リー一家結成25周年記念パーティー」(※これも架空)の招待状を、[[山口組]]の主要幹部宛に送付。この招待状は大阪空港で局止めとなり幹部達の手には届かなかったが、正と[[織田組]]組長・[[織田譲二]]の2人は入手し、ハワイへ渡航した。
-記念パーティーに出席した2人は佐々木から、ロケット砲や機関銃の購入を持ちかけられ、承諾する。
-同年9月3日、正と織田、香港の元飲食店店主・梶田聖の3人で取引に赴くが、そこでアメリカ連邦麻薬取締局により逮捕される。
正は、[[一和会]]への報復として「ロケット砲を操作できる男を探してくれ」と頼み、報酬として5万ドルの支払いを申し出たなど、ロケット砲など密輸未遂、麻薬不正取引き、殺人教唆など19件の組織犯罪防止法、麻薬、銃器取締法の各違反、殺人謀議罪の疑いで逮捕され、オアフ刑務所に拘置された。
-1986年4月26日、正と[[織田譲二]]は無罪判決を受け釈放、帰国した。なお、一連の上記の取引は全て隠密に撮影されており強固な証拠となっていたが、佐々木のハワイでの評判が悪かった事に加え日本から弁護士が頻繁にハワイを訪れ陪審員を買収した事が、判決に大きく影響した。
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